中国と日本
先週から中国の深センに来ています。
深センと言えば、今年30周年の経済特区らしく、それの大きな看板を街中で見ます。
始めて私がこの街に訪れたのが7年前。それから日々成長しています。
至るところにショッピングモールができ、高級ホテルが続々と進出しています。
そんなわけで最近はよくリッツカールトンに泊っています。
他のホテルと比較して非常に快適です。お値段も日本円換算にした場合、リーズナブルです。
ホテルから西に400メートル程行った所にCoCo Parkという別のショッピングモールがあり、ジャスコ、吉野家、和民が入っています。
特に和民は大人気で、毎回長蛇の列で諦めてます。
さらにそこから通りを挟んだところに大きなクラブがあり、週末に賑やかになります。
街並みは、片道4車線の道路が走り、バカ高いビル群がそびえ、余ってる空き地も殆どがビルの建設中となっています。
街は人で溢れています。ボーっとしていると車にも自転車にも轢かれます。
人々はゴミをポイポイ道端に捨てていきます。
そんなアンバランスな街ですが、30年前まで小さな漁村だった深センが、今や中国第四位の都市となっているわけです。
たしかにこの国には、環境、モラル(パクリ)、貧富格差、人権を含め、解決しなければならない多くの国内の問題があります。
諸外国に対しても隙あらば領土・領海を広げようとして引き起こす様々な問題があります。(チベット、南沙諸島、尖閣諸島など)
更に、固定相場を堅持し、レアメタル輸出規制などしたたかで油断も隙もありません。
そして常に国が目標を掲げ、勇往邁進しています。
日本はと言えば、その間に少子化が進み、国の負債と無能な政治家が増え続けているだけです。
そしてニュースは後ろ向きなことばかり。
それより、なぜ、もっと国内の内容を本気で報道しないのでしょうか。
福島の原子力発電所はどうなっていますか?
被災地の状況は改善していますか?財政は、大丈夫ですか?
円高をどうやって止めれますか?
年金は、破綻しませんか?
どうやったら、無能の首相を辞めさせられますか?
どうやったら、もう少しマシな政治になりますか?
話は変わりますが、私は、ソフトバンクの孫さんが提案している「光の道」や「自然エネルギー」に大賛成です。
光ファイバーを全国に敷いて、どこでも高速インターネット環境が普及すれば、きっと新しい産業・ビジネスの可能性が出てくる筈です。
なぜ、この国は現状維持ばかりで、将来・未来の産業について考えないのでしょうか。
今の状態は、高度経済成長で貯めた貯金を浪費しているだけです。
いつか枯渇します。
これはアメリカも同じだと思います。ただ残念ながら大きな違いがあります。
彼らには恐ろしく優秀な大統領がいるということです。
そして、我々には狭い国土しかないということです。
もっと本気で考えなければなりません。未来について。
(写真はホテルの窓から)