ウクライナ2
ウクライナについて投稿して3週間経ちましたが、ウクライナのゼレンスキー大統領の凄さが日々伝わってきます。
前回の投稿で「どれだけ情報戦で世論を味方につけ、勝てない相手に対して他国を動かすのかが勝負だと」と書きましたが正にそれが実施されています。
各国から援助を受けているのはもちろんのことながら、アメリカ議会・カナダ議会で演説を行い、ロシア vs 平和を愛する先進国という構図に持ち込めています。
間違い無く、彼のバックにかなり優秀なPR(広告代理店)がおり、侵攻される前からこのシナリオが考えられていたのではないでしょうか。
(おそらくこれもPRの戦略だと思うのですが)大統領夫人も片腕として情報を配信しており、夫婦で自由のために戦う英雄という印象を受けます。
ウクライナ全国民もここで負ければソ連時代の暗黒世界に逆戻り、どんな手を使っても命を懸けてでも負けるわけにはいかないという覚悟と結束力が日々のニュースから感じます。
そして同時に思うことなのですが・・
日本がウクライナと同じ状態になった場合、同様のことができるのだろうか。
我々の政治家はこのような立ち振る舞いができるだろうか。
もし、ゼレンスキー大統領のように政府が徹底抗戦を決定した場合、日本国民はどのように振る舞うのだろうか。
色々、考えさせられる出来事です。
ウクライナについて
ロシアのウクライナ侵攻という痛ましいニュースに胸が締めつけられる。
人類は21世紀にもなって未だに戦争を行っている。
「戦争広告代理店 情報操作とボスニア紛争」という書籍を読んだ時、戦争に正義はなく、どれだけ情報戦で世論を味方につけ、勝てない相手に対して他国を動かすのかが勝負だと学んだ。
今回はどうだろう。
相手は国連常任理事国にして、核兵器と世界二位の軍事力を保持している大国ロシアだ。
いくら世論が味方についても、払う犠牲と得られる利益を考えると米国・EU諸国でも及び腰にならざるを得ない。
ウクライナにとっては非常に厳しい状態だ。
そして残念なことに日本も他人事ではないと思う。
21世紀でも実効支配で領土が拡大できるという実績を一旦作ってしまえば、間違いなく中国・ロシアの東に位置するこの島国がターゲットになっても不思議ではない。
近い将来、中国のGDPがアメリカを逆転し、高齢化により日本の国力が下がれば、間違いなく狙われる。
厳しい世界になりつつある。
実は私事ながら10年以上前になるが、ウクライナ人のエンジニア達と何度も仕事を一緒にした。
ランチを一緒にした時に、自国の通貨は信用できないので、給料はユーロとUSDに換金して貯金するという興味深い話を教えてくれた。
彼らが無事であることを願っている。
新型コロナウイルス接触確認アプリの不具合の原因について
かなり前の話で、あまりネチネチ言うつもりはないのですが・・ちょっとガッカリだったので残しておこうと思った次第です。
簡単に言えば、新型コロナウイルス接触確認アプリの不具合が放置されていて今年の2月までの4ヶ月間、正常に動作していなかったというものです。
詳しくは、以下の記事をみて頂ければと思いますが・・
勝手な推測ですが、発注元である厚生労働省側にスキルを持っている者がおらず、何をどう発注して管理して良いかわからない残念な状態だったのではないでしょうか。
多分、体温計を発注する感覚で、依頼すれば簡単に完了すると思ったのではないでしょうか。
おそらく、テスト報告は発注先からあがってきたと思いますが、厚生労働省に情報を活用できる者がいなかったのではないでしょうか。
ソフトウェアに関連する製品開発に携わった者がいれば、こんなミスは絶対に起きません。
余談ですが、このアプリのベースを作成したのはスキルのある有志の方です。
この話を初めて聞いた時、コミュニティの力を活用し、更にアプリの開発期間が短縮できて、政府の柔軟性を感心したのですが・・
何にしても非常に残念です。
台湾ではオードリー・タンというデジタル担当大臣がいるので、 このような問題は発生しないと思います。(彼の著書を読むと、かなり柔軟な人物であることがわかります。)
それをマネしてかどうかはわかりませんが、日本もデジタル庁を立ち上げるみたいです。
期待したいところですが、オードリー・タン並のITスペシャリストでかつ柔軟な人材をトップに据えられるのかどうか不安で仕方がありません。
ちなみに、東京都は既に副都知事に元Yahoo!の宮坂学氏が就任しており、COVID-19では活躍しているみたいです。このニュースをみた時、私も嬉しくなてGitHubの該当ブランチにアクセスしました。
こちらは密かに期待しています。
最後にワクチン開発ですが、やはり日本企業の出遅れ感が否めません。
以下の記事にもあるように、ワクチンの対応一つとっても後手後手のようです。
緊急事態宣言で、多くの飲食店とその従業員が犠牲になっています。
その期間ができるだけ短くなるように政府には効率的に動いて欲しいと心から願っています。
見方によって変わる
今日、自宅のマンションのエントランスのところで、管理人のおじいさんさんが立っていたので、いつものように頭を下げて挨拶をしたら、珍しく歩み寄って来て・・
駐輪場の空きができて、教えに来てくれたのかなと思いきや・・
「俺、今月末で管理人を辞めるだ。クビになったんだ。」と突然のカミングアウト。
当マンションでかれこれ10年以上、ゴミの管理を含めて良く働いているイメージしかなく感謝しかなかったので、「えー」と驚きながら理由を聞くと、住人から苦情があり、勤務時間内にも関わらず管理室が不在だと訴えられて、クビになったとのこと。
ゴミの日は早朝から作業をしているし、その理由は納得できないなと思い・・・
マンションの管理会社に電話して状況を確認してみると、どうやら、そのような苦情はなく、健康状態があまり良くなく、物忘れが激しいので、交代制のところに異動するとのこと。
確かに管理会社のいう通りなら、納得せざるを得ない。
管理会社曰く。私と同じような問い合わせが、2、3件あったとのことで、彼の働きが住人から感謝されているというのも理解しているとのこと。そういうのも含めて、今後、管理人にしっかりと伝わるようにケアしていくとのするとのこと。
人間は必ず歳をとり、今までできてたことができなくなる。
自分だったら、どう言われたら納得するのだろう、どう伝えただろうか・・としばらく考えてみたが、オブラートに包みながら事実を伝えるという中途半端な答しか出てこなかった。