5年後にセミリタイア

5年後に経済的自由人になるため、日々精進します。

ベルリンは雪です。そして・・

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はい。ベルリン着きました。


気温-5度とか、雪が全く残ったままでしたが、ホテルに着き、一晩寝て、さぁ、これからテレビのテストをして・・・と。。


ちょっと小腹が空いたので、飯でも食いにいくか・・・ってことちょっと外出した矢先、


またまた、心の友、H君がやってくれました。


いや、H君が一方的に悪いわけではないのですが・・


とりあえず、ドイツは俺が運転するんだと息巻いてたH君だったので、車のカギを渡しました。


ヨーロッパは基本、マニュアルなのですが、彼はアメリカでオートマに慣れ親しんだ身、かなりぎこちなく、エンジンをブンブン空ぶかしするわけです。


それでも一応、前に進んでるし、まぁ、大丈夫だろうと思ってました。


ホテルの駐車場を出て、細い路地にさしかかった時、前に対向車が・・・しかもトラック!!


H君も車を幅に寄せて、トラックが通過するのを待ちました。


ちょっと、幅寄せ足りないか?って思ってましたが、トラックが通り過ぎようとした矢先、


ガリ」っと何かを引っ掻く音が、車の後部から・・。


どうやら、トラックのテールの飛び出た部分が、我々の車の後部を引っ掻けた模様。


車を降りて傷を確認すると、テールランプが割れてました。


「あぁ、やられた・・・でも、レンタカー、フルインシュランス(完全保険)にしておいて良かった」と心の中でちょっと安心。


話は前後するのですが、この車を借りる時に保険代ケチるかどうか迷ってた挙句、値段の高いフルインシュランスを選択してました。ナイス、俺。


H君が過ぎ去るトラックを見て、「あそこならまだ追いつく、追いかけるぞ!」と言いだします。


「運転はお前の方が上手いから、お前がやれ!」と現実的な提案で、私が運転することに。


トラックを追いかけると、ちょうどホテルの近く工事現場に停車してたので、車を止め、H君が運転席に近づき、「車が当たったんだけど、覚えているか?」と声をかけます。


白人のちょっとガッチリ系の青年が運転席から降りてきて「当たってないよ、トラックのどこに当たったんだ?」としらばくれます。


しかも、英語がかなり怪しい。。


それでも、H君は一歩も引きません。


「とりあえず、傷を見てくれ。ここの傷がお前のトラックのここに引っかけたんだ」と、指差します。


確かにトラックのナンバープレートが曲がってて、我々の車を引っ掻けた形跡があります。


流石にそうなると、運転手も言い逃れはできず、当てたことは認めます。


「でも、通過する時にお前が前に出なかったのが悪い」と意味不明のことを言いだしました。


H君は、とりあえず警察呼ぼうと運転手に提案。


運転手は運転手で、俺は悪くないから、勝手に呼べばというような根拠のない自信と態度。


通りすがりのドイツ人に場所を電話越しに伝え、英語の警察官を呼びました。


暫くして、お腹ぽっこりの中年白人の警察官登場。


ここで、一つわかったことが。。


実は、トラック運転手、ドイツ語できない、英語片言の出稼ぎポーランド人であることが判明。


さらに警官の開口一番、「この道、トラック通行禁止だから。お前悪いわ。」とトラック運転手を一蹴


トラック運転手も「じゃぁ、どこの道を通ればいーんだよ!?」とか言って食い下がりますが、残念ながら、警官も声をあらげて、かつ負けないぞってばかりの英語で


「ここは、通行禁止なんだって!わかってんのか!」と切れて、勝負あり。


その後、運転手はバックレようとしたり、「俺のトラックは止まってて、こいつらがぶつかって来たんだ」と偽証したりと色々試行錯誤して、難を逃れようとしたらしいですが、ことごとく阻止され、彼の100%過失となったそうです。


事故証明の発行に30EUR費用必要とのこと、そこでも運転手がH君とワリカンにしようと提案したらしいのですが、警官にお前が払うべきだと却下され、渋々払うことに。


彼、ユーロを持ってないらしく、警官に借りてたそうです。


(ちなみに、ポーランドの貨幣は、ズロチです。)


その後、近くの空港のレンタカーにパトカー、我々の車、トラックと3台一緒に行き、警官が事情を説明し、幕引きとなりました。


写真は、H君とトラック運転手、警官で現場検証をやってる写真です。