ウクライナについて
ロシアのウクライナ侵攻という痛ましいニュースに胸が締めつけられる。
人類は21世紀にもなって未だに戦争を行っている。
「戦争広告代理店 情報操作とボスニア紛争」という書籍を読んだ時、戦争に正義はなく、どれだけ情報戦で世論を味方につけ、勝てない相手に対して他国を動かすのかが勝負だと学んだ。
今回はどうだろう。
相手は国連常任理事国にして、核兵器と世界二位の軍事力を保持している大国ロシアだ。
いくら世論が味方についても、払う犠牲と得られる利益を考えると米国・EU諸国でも及び腰にならざるを得ない。
ウクライナにとっては非常に厳しい状態だ。
そして残念なことに日本も他人事ではないと思う。
21世紀でも実効支配で領土が拡大できるという実績を一旦作ってしまえば、間違いなく中国・ロシアの東に位置するこの島国がターゲットになっても不思議ではない。
近い将来、中国のGDPがアメリカを逆転し、高齢化により日本の国力が下がれば、間違いなく狙われる。
厳しい世界になりつつある。
実は私事ながら10年以上前になるが、ウクライナ人のエンジニア達と何度も仕事を一緒にした。
ランチを一緒にした時に、自国の通貨は信用できないので、給料はユーロとUSDに換金して貯金するという興味深い話を教えてくれた。
彼らが無事であることを願っている。