私のジレンマ
ドイツにハンブルグという街があります。
スペルがHamburgで、食べ物のハンバーグと語源になっているそうです。
これからその街に向かおうとしています。勿論、仕事で。
(ホテルの部屋から見える風景の写真を載せておきます)
今、空港のラウンジでせっせとこの駄文を書いています。
さて、昨日とてもヘンテコな夢を見ました。強いて言えば悪夢です。
内容は今の会社を辞めて、前の会社に再雇用してもらうというもの。
雇用契約を見ずにササっとサインし、社内紹介などが終わった後に給料いくら貰えるのだろうかと夢の中で不安がっていました。
実際、転職もしくは起業によって給料を下げるのは非常に不安です。
特に今のような経済・雇用情勢では、次にいつ昇給するのか皆目見当つきません。
そんな状態で自ら給料を下げることなど、狂気の沙汰に近いものがあります。
さて、これに関連して私の話をします。
今の仕事に対して、私の情熱はマイナスに振り切っています。
マイナス方向にもレッドゾーンがあるなら、常にレッドゾーン状態です。
理由は、自分の仕事に全くの価値を見出せないからです。
マズローの欲求5段階説でいうところの「自己実現の欲求」もしくは「自我の欲求」に当てはまるのかもしれません。
そして、今の仕事を変えたくて仕方がありません。
失業者からすると贅沢な悩みかもしれません。
なぜ辞めないかと問われると、それは給料が平均より高いからです。
勿論、外資系なのでリストラのリスクも多分にあります。
労働状況は、年の半分以上が海外もしくは国内での出張状態で、平均的に週休一日、牛馬のように働いています。
さて、一般的に我々の社会では年を取るに従って仕事の選択範囲は、狭まってきます。
私の年齢は30代後半ですが、今からイラストレータになろうとしてもちょっと無茶な話です。
これが20代前半なら、専門学校に通ってと具体的なプランを立てることができます。
勿論、今の年齢でも具体的なプランを立てられますが、現実から離れていきます。
さて、そのような状況を加味し、これから私が選択できる内容を書きます。
ちなみに、現在抱えてるストレスをどのように前向きに持っていくかとか、宗教やメンタルケアの類の話は取り扱わないこととします。
- 人間らしい生活をするため、今より年収は落とし土日祝祭日が普通に休めるような会社に転職する。
- とりあえず、もう5年働き続け1億円貯めて、セミリタイアする。
- 同職業・同年収を求めつつ、5年働き続け1億円貯めて、セミリタイアする。
- 会社を辞め、無収入になるがとりあえず、自分のやりたいことに没頭する。
正直、1)は私の性には合いません。
というのは、収入を落としてまで労働をしようとは思わないからです。
仮にその仕事が自分の情熱を注げるものであるならば、これは別の話となり、その場合は4)と同じなので除きます。
そうすると、選択肢は 2)~4)です。
2),3)は、5年間、耐え忍ぶということですが、この間に今ある私の情熱が失われてしまうのではと危惧しています。
そうすると仮にセミリタイアを達成したとしても、抜け殻になって何もせずにボーっと過ごすようになるという不安があります。
4)を実行して失敗した場合、2),3)に戻るのはハードルが高く、ジョブレス・ホームレス状態になる不安があります。
そのようなジレンマが、現在、私の前に立ちはだかっており、色んな本を読みながらも踏ん切りがつけらず、悶々とした日々を送っています。
自分が何のために生まれて来たか?
少なくとも今の仕事に一生を捧げるためではないのは確かです。